ジャンゴ 繋がれざる者

 

感想

「ジャンゴ 繋がれざる者」は、2013年3月に公開された異色の西部劇映画です。

主演は、ジェイミー・フォックス。共演には、レオナルド・ディカプリオや、クリストフ・ヴァルツ、サミュエル・L・ジャクソンなどが名を連ねています。

監督・脚本は、ご存知クエンティン・タランティーノ。最も新作を期待されるアメリカきっての映画監督です。

この映画は、なぜ異色なのか。それはずばり黒人の扱い方です。

公開当時、様々な騒動も起こしました。メディアを通じて、黒人の映画関係者からのバッシングもありました(主にスパイク・リーです)。

でも映画を観れば、それらバッシングが的外れだと気づきます。

たしかにこの映画は奴隷時代を描いた映画で、そのことを執拗に描き、しかも笑いのネタにする箇所もたくさんあります。

正直目を覆いたくなる(耳を塞ぎたくなる)ものまであります。

でもそういうベースがあるからこそ、主人公で黒人のジャンゴが白人の悪人どもを倒していくのが痛快に映るのです。

つまりこれはタランティーノが仕掛けた、奴隷制度に対する皮肉でもあります。

その何よりの証拠に、出演している黒人のジェイミー・フォックスや、サミュエル・L・ジャクソンが批判はまったくの的外れであるような趣旨の発言をしています。

とにかく、最高の脚本、そしてそれを支える最高のキャスティングによる最高の芝居(レオナルド・ディカプリオはあまりに芝居に熱が入りすぎて、持っていたグラスを割ってしまい、血だらけのまま演じ続けたそうです)。

未見の方がいたら、絶対見るべき映画といって間違いありません。感想